日経平均216円高となり日銀総裁の国会出席などに期待強まる

株式市場 日経平均株価

■株価指数の先物が買われソフトバンクやファナックなどに機械的な買いも

 10日朝の東京株式市場では、日経平均が次第に切り返し、取引開始後の150円34銭安(1万5816円83銭)を下値に上値を追って10時10分には216円70銭高の1万6183円87銭と前週末比で大きく反発している。黒田日銀総裁が本日午前の衆院予算委に出席すると伝えられ、株価指数の先物が先行高となって日経平均採用銘柄に裁定取引を行なう機関投資家などから機械的な買いが入っているようだ。

 日経平均の上げに寄与している銘柄をみると、216円高の「内訳」としては、ソフトバンク<9984>(東1)が216円高のうち約23円寄与し、同様にファナック<6954>(東1)は約14円、花王<4452>(東1)が約6円、ダイキン工業<6367>(東1)が約6円、トレンドマイクロ<4704>(東1)が約6円、セコム<9735>(東1)が約5円、などとなっている。

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