【株式市場】黒田日銀総裁の国会答弁などに期待し日経平均は一時220円高

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6060円11銭(92円94銭高)、TOPIXは1294.93ポイント(3.11ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億1691万株

チャート2 15日前場の東京株式市場は、黒田日銀総裁が本日午前の衆院予算委に出席すると伝えられ、朝方の円高基調が次第に鈍化したため、トヨタ自動車<7203>(東1)などが次第に持ち直し、東京建物<8804>(東1)などの不動産株は相次いで堅調相場に転換。日経平均は取引開始後の150円34銭安(1万5816円83銭)を下値に出直りを強めて10時20分頃には220円23銭高(1万6187円40銭)まで上げた。主な株価指数はすべて高い。

 任天堂<7974>(東1)がスマートフォン向けゲームの3月開始など期待されて反発し、日本航空<9201>(東1)は原油相場の再下落や羽田空港の北米便などが言われて続伸。サイバネットシステム<4312>(東1)は引き続き米アマゾンの認証製品化などが材料視されて一時3日連続ストップ高。ぷらっとホーム<6836>(東2)も米アマゾングループのテクノロジーパートナーにに登録されたとの過日発表などが言われて3日連続ストップ高。ショーケース・ティービー<3909>(東マ)は株式分割などが好感されて大幅続伸。構造計画研究所<4748>(JQS)は次世代高速通信の「5G」関連需要などが言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は10億1691万株、売買代金は9749億円。1部上場1940銘柄のうち、値上がり銘柄数は1143銘柄、値下がり銘柄数は684銘柄となっている。

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