テラプローブが顔認証ソフトの欧州大手採用など好感し急伸

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■今期は完全黒字化の見込みで自律反騰が本格化の期待

 半導体検査などのテラプローブ<6627>(東マ・売買単位100株)は24日の前場、ストップ高の901円(139円高)で始まった後も強い展開となり、前引けは19%高の890円(139円高)。2月3日以来の900円台回復となった。同社の顔認証ソフトウェア・ライブラリ「TeraFaces」が欧州の半導体大手STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス、スイス)のスマートビルディング向けの最新デモセットに採用されたと23日付で発表し、期待が高揚した。わずか3cm四方のモジュールで顔認証処理時間0.3秒以下の高速処理が可能という。

 2016年3月期の業績は完全に黒字化する見込み。先に発表した第3四半期決算では1株利益を26円93銭の見込みとした。まだ株価はPER30倍台のため慎重な姿勢もあるようだが、年初の1200円台から結構下げたため、自律反騰が本格化すれば1000円台回復もあり得るようだ。

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