クレスコは連結子会社2社の増資を全額引き受けることを決議

IR企業情報

■財務基盤を強化することで、事業の拡大を図る

 クレスコ<4674>(東1)は29日引け後、連結子会社2社の増資を全額引き受けることを同日開催された取締役会で決議したことを発表した。

 連結子会社2社は、クレスコワイヤレスとメディア・マジックで、増資額はそれぞれ5,000万円と9,000万円。

 クレスコワイヤレスは、Bluetooth、RFID、NFC等、近距離無線通信技術の専門会社として、ハードウェア及びソフトウェアの設計、開発、製造、販売を中核事業としている。

 近距離無線通信技術は、スマートフォンやウェアラブル機器の普及で今後、急激な拡大が見込まれる分野であり、昨今のIoTが注目される中、末端機器からの情報収集やその制御などを行う際の必要不可欠な技術として期待が高まっている。このような状況であることから、当社が増資を引き受けることにより、財務基盤を強化し、サービス向上を図ることで、事業の拡大を図る計画。

 もうひとつのメディア・マジック社は、システムコンサルティングからソフトウェアの開発、Webデザイン・制作、プロジェクト支援まで幅広いサービスを提供している。

 モバイルやクラウドの進展に伴い、Web関連技術に対する需要は、高まっており、同社は人材の獲得や育成、スマートフォンアプリ開発等の新アーキテクチャーの開発体制の整備に取組んでいる。

 そのような状況であることから、増資により財務基盤を強化することでより積極的なビジネスを展開し、事業の拡大を図れるように、当社では増資を引き受けることを決議した。

 当社の業績は順調に推移していることから、グループ全体の事業拡大を図るため、子会社の増資を引き受け、将来を見据えた事業基盤の強化を進めている。

 なお、今回の増資による当社の連結業績に与える影響は軽微であり、業績予想の変更はないとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る