【話題株】ドーンなどドローン関連株が軒並み急伸し「空中宅配事業」に期待再燃

ドローン

■千葉市の「国家戦略特区」で楽天・ヤマトHDが実験と伝えられる

 2日の東京株式市場ではドローン(無人飛行体)関連株が急伸となり、地理情報システムなどのドーン<2303>(JQS・売買単位100株)が朝方ストップ高の2510円(500円高)に達したまま10時30分現在もストップ高に張り付き、石井工作研究所<6314>(JQS・売買単位100株)は一時ストップ高の362円(80円高)まで上げて活況高。アクモス<6888>(JQS)は一時19%高の391円(64円高)まで上げて活況となっている。

 千葉市・幕張新都心地区などの「国家戦略特区」で楽天<4755>(東1)ヤマトホールディングス(ヤマトHD)<9064>(東1)などがドローンを使って荷物を運ぶ宅配事業に乗り出すと2日付けの日本経済新聞で伝えられ、ドローン関連株人気が久々に再燃した。

 千葉市のホームページを訪問すると、「幕張新都心は人造都市であり、新しいビジネスモデル等の日本の中で最先端の取り組みをしないと(中略)全国で先駆けて実証しなければ、幕張新都心は生き残れない」(11月5日「局部長会議・議事概要」より)などの文面に出会い、悲壮感すら漂う積極姿勢が示されている。

 関連株の中で動意づくのが早かったのは石井工作研究所で、2015年12月に9割高の545円まで急騰を演じた。アクモスは12月中旬から動意を強めて3倍近く急騰。ドーンは16年1月初から動意を強めて4倍高に近い3775円まで暴騰した。この間、理経<8226>(東2)は1.5倍高、イメージ ワン<2667>(JQS)は11月から1月にかけて3倍の急騰を演じた。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る