東京ガスは米国キャメロンLNGプロジェクトからのLNG購入で三菱商事子会社と基本合意書を締結
- 2016/3/2 21:04
- 株式投資ニュース
■原料調達での調達先や価格指標、仕向地のさらなる多様化が実現
東京ガス<9531>(東1)は2日、米国キャメロンLNGプロジェクトからの液化天然ガスの売買に関して、三菱商事の100%子会社のDiamond Gas International Pte.Ltd.(以下DGI)と基本合意書を締結したと発表した。
同プロジェクトは、三菱商事が参画するキャメロンLNGが、米国ルイジアナ州のキャメロンLNG受入基地に天然ガス液化プラントを新設し、米国内で生産されるシェールガスをはじめとする天然ガスを精製・液化し、年間約1200万トンのLNGを輸出するものである。このうち、三菱商事子会社が年間約400万トンのLNGを引き取り、東京ガスは、DGIから年間約20万トンのLNGを米国天然ガス市場(ヘンリーハブ)価格リンクで購入する。
今回の契約締結により、東京ガスの米国天然ガス市場価格リンクでのLNG調達量は、2020年以降、年間約212万トンとなり、原料調達での調達先や価格指標、仕向地のさらなる多様化が実現する。
東京ガスは、「チャレンジ2020ビジョン」の中で、非在来型LNGを含む原料調達の多様化・拡大、また海外におけるLNGバリューチェーンの拡大を目指しており、同プロジェクトからのLNG調達は、その実現に繋がるものとなる。