【銘柄フラッシュ】イグニスなど急伸し新規上場の中本パックスは初値好調

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 3日は、朝から銀行株や保険、証券株が強く、日銀がマイナス金利を発表した1月29日から1ヵ月を経過して副作用は織り込まれたとされて三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は後場一段と上値を追って一時9.2%高、ゆうちょ銀行<7182>(東1)は一時7.2%高。かんぽ生命保険<7181>(東1)は一時4.9%高となり、持株会社の日本郵政<6178>(東1)も一時4.0%高となった。

 鉄鋼株、海運株も軒並み高となり、鉄鋼株は中国で3月5日から開催される全人代(全国人民代表大会)で石炭、鉄鋼、セメント産業などの供給過剰・設備過剰に対する対策が議論されるとされ、新日鐵住金<5401>(東1)が大引け4.7%高、JFEホールディングス<5411>(東1)は6.7%高。また、海運株はバルチック海運指数の14日続伸報道などで商船三井<9104>(東1)が8.4%高となり、川崎汽船<9107>(東1)は構造改革で経常益300億円増と伝えられ7.8%高。川崎近海汽船<9179>(東2)も4.1%高。

 コア<2359>(東1)は無人農機の開発促進政策などが材料視されて10.7%高となり、不二サッシ<5940>(東1)は政府の経済対策への期待などで15.1%高。エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)は太陽光パネルの受託加工契約などが好感されてストップ高の28.7%高となり、イグニス<3689>(東マ)はアプリ開発の大胆な方向転換の効果などが言われて一時ストップ高の24.6%高。太洋工業<6663>(JQS)は引き続きスマートウェア向け回路技術の開発などが好感されて一時4日連続ストップ高の30.1%高となった。

 本日上場の中本パックス<7811>(東2・売買単位100株)は取引開始とほぼ同時に1480円(公開価格は1470円)で初値がつき、その後1501円まで上げたが前引けは1436円となり、大引けは1425円。

 上場2日目のバリューゴルフ<3931>(東マ・売買単位100株)は9時16分に公開価格1280円の2.5倍の3215円で売買が成立し、後場3400円まで上げて大引けは3355円となった。

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