シャープは週明けにも債務などの精査完了と伝わり4日続伸

シャープ

■台湾・鴻海精密の動向に一喜一憂が続く

 シャープ<6753>(東1・売買単位千株)は7日、4日続伸の始まりとなり、取引開始後に7%高の162円(11円高)まで上げて2月25日以来の160円台回復となった。出資・買収を予定する台湾・鴻海精密工業が今週の週明けにも債務や資産の内容精査を終えるとの観測報道が伝わり、経営再建に向けて動き出す期待が強まっている。

 このところの株価は上昇・反落が激しく、2月4日に186円まで上げたあと138円まで下押し、一転2月23日には184円まで上げたが、下旬にかけては125円まで下値を探った。鴻海精密工業の郭台銘董事長が来日するといった話や、偶発的債務の精査などを要因に一喜一憂が続いている。

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