【株式市場】日経平均は軟調だが材料株など強くマザーズ指数、JQ平均は高い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6939円76銭(75円02銭安)、TOPIXは1364.09ポイント(11.26ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億5862万株

チャート9 7日前場の東京株式市場は、NY株式の前週末4日続伸は好感された一方で、為替の円高基調などを手控え要因とする様子があり、日経平均は朝方の11円47銭高(1万7026円25銭)を除いて軟調に推移し、10時過ぎには一時110円59銭安(1万6904円19銭)まで下値を試した。前引けは75円02銭安。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 東芝<6502>(東1)が前週末に出た医療機器事業の売却観測報道などを好感して9%高の大幅続伸となり、中国「全人代」での経済政策への期待などで鉄鋼株、海運株が高い。マネーパートナーズグループ<8732>(東1)は前週までの仮想通貨の「法的な認知」に加えてFX(外国為替証拠金)取引市場の売買増加も材料視されて連日ストップ高。金庫のくろがね工作所<7997>(東2)日本ISK<7986>(JQS)が急伸し、コスモ・バイオ<3386>(JQS)はがん研究用抗体の新発売などが好感されて気配値のままストップ高。バイオ株も強さも目立つ。

 東証1部の出来高概算は11億5862万株、売買代金は1兆442億円。1部上場1943銘柄のうち、値上がり銘柄数は988銘柄、値下がり銘柄数は852銘柄となっている。

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