ビューティガレージは積極的なプロモーション活動なども影響したが、通期予想は増収増益

【第3四半期】物販事業は主力のオンライン経由の売上高は前年同期比約127%と順調に拡大

 ビューティガレージ<3180>(東マ)は7日、16年4月期第3四半期連結累計業績を発表した。

 同社グループは、プロ向け美容商材ネット通販の最大手であり、ITとリアルを融合連携させ、美容商材の物販事業と開業・経営ソリューション事業を手掛ける。発表によると16年1月末時点でのアクティブユーザー(過去1年間に1回以上購入したユーザー)は84,052口座(前年同期比9,332口座増)に伸長し、売上高は前年同期比14.7%増の59億82百万円と堅調に推移した。

 利益面は、前期では第2四半期に発行していたカタログ通販誌を今期は第3四半期に理美容室及びネイル・サロン向けの2種類を発行した。加えてネイル業界最大のイベント「NAIL EXPO」に出展するなど、積極的なプロモーション活動を実施した影響もあり、営業利益は同18.1%減の2億9百万円、経常利益は同24.3%減の2億5百万円、四半期純利益は同23.9%減の1億25百万円となった。

 セグメント別に見ると、物販事業は主力のオンライン経由の売上高は同約127%と順調に拡大。売上高が同15.7%増の46億98百万円、営業利益が同13.4%減の2億76百万円だった。

 店舗設計事業は売上高が同12.1%増の10億71百万円、営業利益が13.8%減の49百万円だった。デザイナーの増員や店舗設計WEBサイトのリニューアルなど、新規顧客開拓に注力したものの、大型受注案件が少なかった。その他周辺ソリューション事業は居抜き不動産仲介サービスなどが好調に推移して、売上高が同7.3%増の2億12百万円、営業利益が同116.6%増の31百万円だった。

 同社の業績面での傾向は、美容サロンの新規開業が春先に集中して需要が高まるため、第4四半期の構成比が高いという季節要因がある。今期通期の連結業績予想は期初予想を据え置き、売上高は前期比16.7%増の84億88百万円、営業利益は同24.3%増の4億67百万円、親会社に帰属する純利益は同21.2%増の3億1百万円と増収増益を見込む。

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