アドアーズが全銘柄の値上がりトップとなりオリーブスパ社との提携など好感

株式市場 銘柄

■数年ぶりの大陽線が見込まれ新たな相場の始まり示唆の見方も

 アミューズメント施設の大手アドアーズ<4712>(JQS・売買単位千株)は10日の後場寄り後に一段高の146円(41円高)まで上げ、値上がり率39%で東証上場全銘柄の上昇率トップに躍り出た。昨日のストップ高に続き大幅続伸。引き続き、リラクゼーションサロンを展開するオリーブスパ社との業務提携、および株主優待制度の導入を8日に発表したことなどが好感されている。

 140円台は2015年2月20日以来約1年ぶり。仮に明日11日に多少反落しても、週足チャートでは数年ぶりの長大な陽線(始値より終値が高いロウソク足)を建てることになり、これが底値圏で現れた場合は長い目で新たな相場の始まりを示唆することがあるようで注目されている。業績は好調。16年3月期は減損損失計上で最終赤字の見込みだが、事業の選択と集中が進み営業損益の改善基調が期待されている。

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