【狙い場・買い場】西尾レントオールは選挙関連の側面、割安感あり配当利回り妙味増す
- 2016/3/19 13:15
- 注目銘柄
西尾レントオール<9699>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。割安感があり配当利回り妙味の増す銘柄として注目したい。
同社は、総合レンタルおよび関連事業や各種機械器具の開発・製造、運送業、修理整備業、警備業を行っている。中期経営計画「Toward 2017」においては、2017年9月期売上高1300億円、経常利益150億円の数値目標を掲げ、経営基盤の強化を図りながら、ICT施工・スペース事業でNo.1分野を伸ばす、ビッグプロジェクトへの対応、海外事業拡大、補修メンテナンス分野の拡大を推進している。
今2016年9月期第1四半期実績は、売上高が305億8200万円(前年期比3.8%増)、営業利益が39億7000万円(同8.4%減)、経常利益が39億7900万円(同12.4%増)、純利益が24億2300万円(同10.8%減)に着地。
通期業績予想は、売上高が1176億6000万円(前期比5.6%増)、営業利益が133億7400万円(同3.2%増)、経常利益が128億1100万円(同0.8%増)、純利益が76億3600万円(同1.0%増)を見込んでいる。年間配当予想は期末一括57円(同7円増)を予定している。
株価は、昨年1月5日の昨年来高値4075円から同9月29日に昨年来安値2268円まで調整を挟んで同11月24日高値3515円と上昇。3月9日安値2304円と売り直されて二番底を形成した感がある。ミニゴールデンクロスを示現し、再度、出直る気配を見せている。3月8日に豪州で高所作業機のレンタル事業を展開するスカイリーチ・グループ・ホールディングス社について、4月1日に株式の80%を約18億円で取得し子会社化すると発表。中期計画における海外事業の拡大が図られる見通しで、今期業績予想の上ブレも観測されている。また、選挙関連の側面がある。今期予想PER8倍台と割安感があり、配当利回りが2.2%と利回り妙味もソコソコある。中長期で水準訂正に進む可能性がありそうだ。(N)