久世の株価は23円高の814円と今年の最高値

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■通期業績予想の上方修正期待が高まる

 久世<2708>(JQS)の株価が23円高の814円と今年の最高値で引けた。急騰した背景には、通期業績予想の上方修正期待が高まっていることも挙げられる。

 当社は、前期の赤字転落を反省し、収益性の向上に取り組み、今期はその成果が明確となっている。2月10日に発表した第3四半期連結業績は、売上高521億23百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益2億55百万円(前年同期△2億円)、経常利益3億89百万円(同△1億20百万円)、純利益3億25百万円(同△1億03百万円)と微増収ながら大幅増益で黒字転換となった。

 ところが、通期連結業績予想を当初予想通りに据え置いたことから、2月12日の株価は10日の引け値697円を下回る661円と36円も下げ、年初来の最安値となった。

 その後、第3四半期の利益が通期予想をすでに上回っていることが見直され、徐々に株価は反発し、通期業績予想の上方修正を期待した買いが膨らみ、本日の急騰となったものと思われる。

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