三井物産が反発し業績減額売りは一巡のようだが配当買いの可能性も

株式市場 銘柄

■今3月期末配当の買い付け期限(権利付最終日)は3月28日 

 三井物産<8031>(東1・売買単位100株)は25日、反発相場となり、9時40分過ぎに1329.5円(30.0円高)まで上げて昨日の急落105.5円安から出直っている。一昨日の23日に2016年3月期の連結純利益の見通しを一転赤字に修正し、これまでの1900億円の黒字見通しから700億円の赤字としたが、これを嫌った売りはひとまず一巡したようだ。三菱商事<8058>(東1)も反発し、大手商社は総じて反発している。

 今3月期の期末配当を確保する買い付け期限(権利付最終日)は3月28日。三井物産は純利益の見通しは減額したが、3月期末の配当見込みはこれまで通り1株32円としたため、下押す場面には配当を確保する目的の買いが入っている可能性も言われている。

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