【狙い場・買い場】妙徳はミニGCが示現、好業績のロボット関連

狙い場・買い場

妙徳<6265>(JQS)は、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現。ロボット関連の割安銘柄として注目したい。

同社は、真空機器、空気圧機器、電子機器、非接触搬送用エア浮上ユニットの製造・販売を行っている。足元の業績は、2014年12月期第3四半期売上高が17億5300万円(前年同期比13.1%増)、営業利益が2億9700万円(同26.4%増)、経常利益が3億1100万円(同23.9%増)、純利益が1億7600万円(同8.1%増)に着地。日本国内で、輸出関連業界、スマートフォン向け電子部品業界の設備投資需要が改善。韓国では現地調達率の拡大により、コストダウン及び製品供給体制の強化を図り、既存顧客の深耕及び新規顧客の開拓を推し進めたことが寄与した。

通期業績予想は、売上高が23億円(前期比14.5%増)、営業利益が3億5700万円(同4.4%増)、経常利益が3億7400万円(同5.9%増)、純利益が2億4100万円(同7.1%増)を見込む。年間配当は9円(同1円増)を予定している。続く15年12月期も増収増益を確保すると観測されている。

株価は、昨年9月10日に昨年来の高値320円と買われた後、300円を軸としたモミ合っているが、継続的に自社株買いを実施しており、配当権利落ち後の処分売りの影響は軽微で底堅い動きとなっている。同社はロボット周辺システムの提案に注力しているが、ロボットの「手」となる部分の素材に使われる吸着パッドの生産拡大が見込まれる。前期予想PER10倍台・PBR0.73倍と割安感があるほか、配当利回り2.9%と利回り妙味も増す。中長期ではレジ上限の320円突破から一段と騰勢を強める可能性はありそうだ。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る