【銘柄紹介】アジュバンコスメジャパンはヘアケアとスキンケアが主力、株価900~1000円でモミ合う

銘柄紹介

 アジュバンコスメジャパン<4929>(東1・100株)は、化粧品の製造・販売。シャンプーなどのヘアケアと、スキンケアが構成比の95%を超える2大カテゴリー。代理店やサロンへの販売の他、一般ユーザーの直接販売を行っている。4980円のシャンプーなど、高品質商品が特徴。

 決算は3月。1月発表の第3四半期決算は、売上34億4000万円(前年同期比+0.6%)、営業利益6億5500万円(▲5.3%%)、経常利益7億2200万円(+0.9%)、純利益4億3200万円(+6.9%)。
ほぼ前年並みの推移だが、サロン業界は顧客単価の下落や来店サイクルの長期化など環境は厳しい。会社の取り組みは、顧客の固定化、カウンセリングの徹底の浸透を営業方針とし、単価下落に対抗する。

 売上は横ばいだが、A・C・S加盟店舗は今期で360軒増加。第3四半期発表時点で7118軒になる。A・C・S加盟店舗とは、商品の案内方法や指導を定めた規約を遵守する店舗のこと。ヘアカラーは26年発売した新規商品。構成比はまだ1%台だが、前年同期に比べ2倍以上の売上。高齢の女性の意識も高く安定した市場。今後の拡大に期待したい。

 株価は、おおよそ900円~1000円で推移。28日時点の株価932円は、短期的には買いだろう。中期的には様子見が続く展開で1000円のカベが厚そうだ。2014年初頭から1000円台を幾度とつけているが、定着には至っていない。逆に、昨年8月に801円まで下げているが、10月には900円に戻している。

 加盟店の増加や、新規カテゴリーの成長が業績に反映すれば、1000円台の展開も期待できそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る