創薬ベンチャーのナノキャリアがモノクローナル抗体に関する特許を取得

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■特許庁から国立がん研究センターなどと共同で特許査定を受ける

 創薬ベンチャーのナノキャリア<4571>(東マ・売買単位100株)は29日の正午過ぎ、2015年8月に開示した抗ヒトTissue Factorモノクローナル抗体に関する国際特許共同出願について、日本国特許庁から特許査定を受けたと発表した。

 発明の名称は「抗Tissue Factorモノクローナル抗体」で、特許権者は、ナノキャリア、国立研究開発法人国立がん研究センター、国立研究開発法人理化学研究所、国立大学法人東京大学。

 この特許は、ヒトTissue Factor(TF)を標的とするモノクローナル抗体の中でもユニークな活性をもつ抗体に関するもので、国立がん研究センター新薬開発分野長の松村保広先生らのがんと血液凝固の長年の研究から見出された抗体の一つになるという。

 ナノキャリアの29日の株価は午前の取引で1289円(69円高)まで上げ、3月16日以来約2週間ぶりに戻り高値を更新した。

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