【株式市場】不動産株や百貨店株など強く日経平均は配当落ち幅を過半埋める

株式

◆日経平均の終値は1万7103円53銭(30円84銭安)、TOPIXは1377.60ポイント(4.25ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億5085万株

チャート15 29日後場の東京株式市場は、引き続き三井不動産<8801>(東1)などの不動産株が一段ジリ高基調になり、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)などの消費関連株も持ち直し基調を強めた。半面、トヨタ自動車<7203>(東1)などの値戻しには重さがあり、日経平均は80円安の1万7050円前後で小動きを続けた。主な株価指数の中では、前引けに続き東証マザーズ指数が高い。

 後場はノーリツ鋼機<7744>(東1)が引き続き母体血による胎児遺伝子検査技術企業の株式取得などが好感されて気配値のまま制限値幅の上限に張り付き、大引けで2日連続ストップ高。JPホールディングス<2749>(東1)は待機児童の解消に向けた緊急対策などが好感されて前場急伸したまま売買をこなし、テクノスジャパン<3666>(東1)は4月末の株式分割を連日好感して後場一段上値を追い大幅続伸。フジタコーポレーション<3370>(JQS)は北海道新幹線の開業効果などに期待とされて連日ストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億5085万株(前引けは8億8179万株)、売買代金は1兆8382億円(同8990億円)。1部上場1944銘柄のうち、値上がり銘柄数は789(同737)銘柄、値下がり銘柄数は1061(1088)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は11業種(前引けは9業種)となり、値上がり率上位の業種は、不動産、小売り、その他金融、繊維製品、ゴム製品、食料品、海運、倉庫・運輸、などとなった。

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