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CRI・ミドルウェアは2016年のロードマップを発表
- 2016/3/30 12:28
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CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は29日、2016年のロードマップを発表した。
ロードマップのポイントとなるのは、VR向け機能の強化、スマートフォンゲーム演出向け新技術、スマートフォン向け開発環境の強化の3点。
VR向けの強化に関しては、臨場感や没入感を深めるために欠かせない、音声再生・動画再生機能を強化する。高品質な立体音響・全天球動画により、リアルな酔わないVRを実現し、さまざまなコンテンツの開発を可能にする。なお、6月にPlay Station(R)VR対応SDK(ソフトウェアを開発するために必要な技術文書やツールなど一式)をリリースする。
スマートフォンゲーム演出向けの新技術については、楽曲解析ミドルウェアBEATWIZ(R)をスマートフォンアプリへの組込みに対応する。様々な楽曲をアプリ内で瞬時に解析できるようになり、好きな楽曲を用いた音楽ゲームや、自動で音楽と連動するCG・映像の演出が可能となる。
さらに、スマートフォンが持つ特有の機能とゲーム演出を連動させる、新しい技術をリリースする予定。
スマートフォン向け開発環境の強化においては、サウンドミドルウェアCRIADX2(以下、ADX2)のツールを、Macに対応する。従来のADX2ツールはWindows用であったが、特にスマートフォンゲーム開発で広く使われているMacに対応することで、利用しやすくなる。音声圧縮や音声プレビューから順次対応し、9月にはMac上で高度な演出が可能な環境を提供する。また、「Android音声再生遅延推測機能」がADX2の機能をフリーで試せるCRIADX2LEでも使えるようになる。