中越パルプが「セルロースナノファイバー」量産などで大幅反発

株式市場 銘柄

■年初から「N」字型の高下を経て荷もたれ感が後退の見方 

 中越パルプ工業<3877>(東1・売買単位千株)は1日、大幅反発の始まりとなり、取引開始後に21%高の237円(41円高)まで上げて出来高も激増。31日付で植物繊維由来の次世代新素材「セルロースナノファイバー」の第一期商業プラント建設を発表し、期待が高揚した。

 年初からの株価をみると「N」字型の高下をしており、1月に業績好調観測などで239円の高値をつけたが、2月には全体相場の一段安に引きずられるように145円まで下落。その後は回復基調が続いている。下押す過程で売るものは売られたとの見方があり、最近は荷もたれ感が後退して上値を追いやすくなっているとの見方が出ている。

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