三谷商事が自社株買いに加え景気刺激策への期待などで戻り高値

銘柄

■日経平均が後場500円安となり財政出動への期待強まる 

 生コン販売などの三谷商事<8066>(東2・売買単位100株)は1日の後場3300円(100円高)で始まり、2015年8月以来の3300円台回復となっている。31日付で発行済み株式総数の0.95%に相当する自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感されたほか、日経平均が後場寄り後に一段安の500円安となったため、政府が財政出動をともなう景気刺激策を行う現実味が出てきたとして注目する様子もある。

 当面の業績は2015年3月をピークに高原状態の見込みだが、株価は15年7月につけた高値3535円に再び迫る様子をみせている。財政出動と土建関連株を結びつけるのは時代遅れとの見方はあるが、橋脚や鉄橋の老朽化対策などは継続的な案件のため注目余地が高いようだ。

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