カネカは4ケタに乗ってから一段高となり超高速充電技術など材料視

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■材料株物色の動きに乗り買い戻しの増加なども期待

 カネカ<4118>(東1・売買単位千株)は4日、急反発となり、11時にかけて1061円(139円高)と戻り高値に進んでいる。愛知工業大学と充電速度を100倍以上高速化(短時間化)できるリチウムイオン電池を試作したと4日付の日本経済新聞朝刊が伝え、好感されている。

 取引開始後は999円(77円高)を上値にモミ合ったが、10時過ぎから再び上値を指向し、4ケタ(1000円台)に乗ってからは時間と共に一段高。自動車株などが重いこともあり、期待材料の出た銘柄が注目され、短期の値幅狙いの資金も集まっているようだ。1100円どころでは戻り売りが厚くなるとの見方もあるが、信用売り残が買い残の4割を超える水準で比較的多いため、買い戻しが増えれば株高を促進する要因として無視できないと期待する様子もある。

 

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