【株式市場】円高気味で日経平均は朝方134円安まで軟化するが小幅高まで持ち直す

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6197円79銭(33円63銭高)、TOPIXは1309.57ポイント(8.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億1445万株

チャート15 4日前場の東京株式市場は、NY株式の反発107ドル高は好感されたものの、米国の利上げ観測後退によるドル売り・円買いが注視され、日経平均は朝方に134円66銭安(1万6029円50銭)まで軟化した。ただ、ソニー<6758>(東1)パナソニック<6752>(東1)などは堅調で、日経平均も一時74円35銭高の1万6238円51銭まで切り返し、前引けは33円63銭高(1万6197円79銭)と反発した。主な株価指数はほぼ高い。

 日本水産<1332>(東1)が円高による海外買い付け競争力の回復などに注目する動きがあるようで高く、メディカルシステムネットワーク<4350>(東1)が引き続き日本郵便との提携などを材料に2日連続ストップ高となり、カネカ<4118>(東1)は従来の100倍以上の高速充電技術の報道などが好感されて急反発となり、シャープ<6753>(東1)は台湾・鴻海精密工業の支援決着などが好感されて反発。省電舎<1711>(東2)は電力の小売自由化などが期待されて一時ストップ高。トレイダーズホールディングス<8704>(JQS)は生体認証企業との提携などが好感されて急反発。

 東証1部の出来高概算は10億1445万株、売買代金は9863億円。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は1433銘柄、値下がり銘柄数は430銘柄となっている。

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