サンバイオ業界屈指の人材を招き年初来の高値を更新

株式市場 銘柄

■新薬の実用化に向けた期待も続く

 再生細胞薬の開発・製造を手掛けるサンバイオ<4592>(東マ・売買単位100株)は4日、13%高の1666円(197円高)まで上げて年初来の高値を更新し、13時を過ぎても10%高前後で強い展開となっている。

 期待材料としては、4月1日付で、メルク社バイオ医薬品製造センターのエグゼクティブディレクターや、アムジェン社製造科学技術グループのエグゼクティブディレクターなどを歴任した生物学的製剤の開発などで業界でも屈指の人材ジェイ・スタウト(Jay Stout)博士が、製造担当シニアバイスプレジデントに就任と発表したことが言われている。

 2015年4月に上昇し、上場来の高値は同年5月の2117円。当面の業績は赤字の見通しだが、株価は完全に織り込んだ様子があり、4日はこの高値に次ぐ戻り高値に進んだ。3月10日には米国子会社が慢性期脳梗塞治療剤の第2相臨床試験の開始を発表しており、新薬の実用化に向けた期待が強まる展開になっている。

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