【話題株】ジェネレーションパスは7週連続高、兄貴・丸八HDの上場迫り「露払い」人気も
- 2016/4/5 09:33
- 株式投資ニュース
インテリア製品のネット通販などを展開するジェネレーションパス<3195>(東マ・売買単位100株)は「週足」で前週まで7週続伸となり、4月1日に一時2150円まで上げて戻り高値を更新した。3月に発表した四半期業績が好調で上昇基調に弾みがついた印象があるが、買い材料のひとつとして、4月8日に新規上場する「丸八真綿」の丸八ホールディングス(丸八HD)<3504>(名1・売買単位100株)との関連が挙げられている。
聞くと、丸八HDの岡本典之会長とジェネレーションパスの岡本洋明社長とは兄・弟の関係になるとのことだ。IPO(新規株式公開・上場)では、注目銘柄の上場が迫ると、先に上場している類似銘柄が「露払い」「太刀持ち」役のように上場人気を先取って値上がりするケースが見受けられるという。ジェネレーションパスも前人気を集めている可能性があるようなのだ。
相互の株主関係などは、開示されている資料を見る限り無いため、ジェネレーションパスに前人気が波及しているとしても、それは本命・丸八の上場日までになりそうだが、丸八HDの上場がうまく行けば、ジェネレーションパスの株式価値にも有形無形の効果を及ぼす可能性は十分に考えられる。丸八HDは「名証単独」のため、幾つかのネット証券の売買画面では取り扱われないことになり、代替役としてジェネレーションパスが買われる場面がないとは言い切れないとの見方はある。