【チャート診断】MRTは急騰後の反落だが医療関連のテーマで押し目買い、「下ヒゲ足」出現が狙い場

チャート診断

 MRT<6034>(東マ・100株)は、4日、550円安の5320円と反落したが、4月1日には5780円と上場来高値を更新、強い展開である。14年12月に上場、初値は1637円だったから初値から約3.5倍の上昇である。

 関東エリア・東海エリア・関西エリアの大都市圏中心に非常勤医師紹介の好調が手掛かりとなっている。常勤医師、コメディカル(看護師、薬剤師、臨床検査技師、臨床工学技師)の紹介も拡大。さらに、一般顧客向けサービスの遠隔医療健康相談サービス、『ポケットドクター』及び指先採血検査サービス、光通信との連携による医科歯科予約システムに対する伸びも期待されている。昨年8月、厚生労働省が情報通信機器を用いた診療の取扱いを明確化する通達、「遠隔医療」を公表したことが追い風となっている。

 16年3月期は営業利益1億8000万円の見通しだが、既に、第3四半期営業利益が2億1900万円と通期見通しを上回っている。

 週足では前週まで5連続の陽線で、この間の上げ幅が約4650円に達しているため、あるていどの調整は当然だろう。26週線に対する乖離も4倍程度と非常に大きく2~3週ていどの調整は予想される。

 医療は育児支援と並ぶ安部政権の重要政策であり時流に乗ることから突っ込みは狙い場といえる。チャートの形、「下ヒゲ足」の出現したところが好狙い場となるだろう。

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