【銘柄フラッシュ】テイツーが急伸し電力株は原発の運転差し止め却下で一斉高

銘柄

 6日は、電力株が午前10時半頃にかけて九州電力<9508>(東1)川内原子力発電所の運転差し止めを巡る住民請求を福岡高裁宮崎支部が却下と伝えられ、九州電力が一時8.6%高の1116円(88円高)まで急伸するなど電力株が一斉高となった。つれて、さきに大津地裁から高浜原発の運転差し止め命令を受けた関西電力<9503>(東1)も一時6.2%高の1014.0円(59.2円高)。北海道電力<9509>(東1)も大引けで6.8%高と急伸した。

 日本航空<9201>(東1)が原油安などを好感して大引けにかけて尻上がりとなり、ほとんど高値引けの2.1%高。このところはベルギーで発生した同時爆発テロの影響が言われて続落模様だったが、JTB調べの今年のゴールデンウイークの旅行動向が国内と海外を合わせて過去最高になる見通しと伝えられ見直し機運が出てきたもよう。住友大阪セメント<5232>(東1)は景気対策への期待などで一段強張り4.8%高。

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東2)はデータサイエンティストの力を借りなくても人工知能によって企業の誰もが手軽に使用できるビッグデータ分析ツールなどが好感されて高値引けの3.9%高となり、サイオステクノロジー<3744>(東2)はAI(人工知能)関連株の物色再燃への期待などで9.5%高。

 上場2日目となったハイアス・アンド・カンパニー(ハイアス&カンパニー)<6192>(東マ・売買単位100株)は9時45分に公開価格950円の2.9倍になる2750円で売買が成立し初値がついたが、前場の2829円を高値に次第安となり、後場は本日のストップ安の2250円まで値を消した。

 エクストリーム<6033>(東マ)は事業譲受などが好感されて2日連続ストップ高の20.4%高。シリコンスタジオ<3907>(東マ)はバーチャルリアリティ(VR:仮想現実)技術への取り組みを加速するとの発表などが好感されてストップ高の16.4%高。ランシステム<3326>(JQS)は漫画喫茶やインターネットカフェなどを融合した「自遊空間」でバーチャルリアリティ映画館を開始することなどが期待を集めて16.5%高と急伸し、テイツー<7610>(JQS)は株価2ケタの手軽さに加え、出資するネットカフェ向けシステム企業のバーチャルリアリティ視聴サービス開始などが言われてストップ高の75.0%高となった。

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