【チャート診断】ビジョンは日柄調整がやや不足だが値幅調整完了、インバウンド関連の好業績銘柄、訪日外国人向けレンタルWiFi絶好調
- 2016/4/7 09:58
- 株式投資ニュース
ビジョン<9416>(東マ・100株)の株価は6日、26円安の1349円と続落だが、下値は底堅い。15年12月に上場、当時の高値1960円に対し現在は約7合目の水準。
週足チャートは依然、高値と高値を結んだ上値抵抗線が切り下がる展開。一方、日足チャートでは2月16日の安値1145円から引き戻して3月11日以降、25日線の上で推移し底堅い値動きとなっている。6日も25日線を維持している。
グローバルWiFi事業の伸びに注目度が強まっている。「世界中いつでも・どこでも・安心・安全・快適なモバイルインターネット」環境を、世界各国へ渡航する人と訪日外国人向けに提供している。とくに、訪日外国人には、「NINJA WiFi」が好評で、新たにクレジットカード登録や返却処理などの手続きが不要で購入と同時に15日間利用が可能な、「KABUKI WiFi」も好人気という。
インバウンド関連の有望銘柄といえるし、業績も好調。2015年12月期は22.6%増収、営業利益は2.8倍だったのに続いて、16年12月期も売上15.6%増の144億3400万円、営業利益11.9%増の9億円、EPS72.7円の見通し。配当は実施していない。
高値からの日柄整理はやや不足しているが、高値から2月安値まで52.0%下げで値幅調整は一巡とみてよいだろう。もうしばらく値を固めれば好業績を見直して本格出直りに向かうものとみられる。25日線近辺は中期で注目したい。
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