そーせいグループが巨額のマイルストン収入など好感しストップ高

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■2016年3月期の業績見通しは赤字転換としたが次期以降に計上へ

 創薬ベンチャーのそーせいグループ<4565>(東マ・売買単位100株)は7日、急伸となり、10時20分にストップ高の1万7180円(3000円高)で売買が成立したあと買い気配のままストップ高に張りついている。10時過ぎに2016年3月期の業績見通しの赤字転換と米国子会社の提携にともなう一時金マイルストン収入を発表。新薬の開発進展に対する期待が勝る形になった。

 発表によると、子会社ヘプタレス・セラピューティクスと世界大手製薬会社アラガン ピー・エル・シーの完全子会社アラガン ファーマシューティカルズ インターナショナルリミテッドが4月7日付でアルツハイマー病等の神経系疾患を適応とする新規ムスカリン受容体サブタイプ選択的作動薬化合物群の開発・販売に係る提携契約を締結した。

 これにより、子会社ヘプタレス社は1億2500万米ドル約137億円の契約一時金、さらに最初の3つの化合物の開発の進捗や上市に応じて最大約6億6500万米ドル(約730億円)の開発マイルストン、販売目標の達成に応じて最大約25億米ドル(約2743億円)の販売マイルストンを受領する。業績見通しの赤字転換は、これらの収益の計上が17年3月期以降になるためとした。

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