【話題株】セブン&アイHDの鈴木敏文会長兼CEOが全役職から退任の意向と伝わる

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■前2月期決算はコンビニ事業が8%増加しスーパー事業は35%減少

 セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1・売買単位100株)は7日の取引終了後に2016年2月期の連結決算を発表し、売上高にあたる営業収益は前年同期比0.1%増の6兆457億円となり、営業利益は同じく2.6%増の3523億2000万円となった。一方、純利益は百貨店そごう・西武の閉店に伴う構造改革費用があり、同7.0%減の1609億3000万円となった。

 決算短信によると、営業利益は、主にコンビニエンスストア事業の好調な業績がスーパーストア事業等の苦戦を補い、経常利益の3501億6500万円(同2.5%増)とともにそれぞれ過去最高の数値を達成した。

 コンビニエンスストア事業の営業利益は同7.5%増加した一方、スーパーストア事業の営業利益は同34.8%減少。また、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと7-Eleven, Inc.における加盟店売上を含めた「グループ売上」は10兆7030億6400万円(同4.6%増)となった。

 今期・2017年2月期の業績見通しは、連結営業収益を16年2月期比2.1%増の6兆100億円、営業利益を同7.8%増の3890億円とし、最高益を連続で更新することになる。

なお、ロイター通信は7日15時前、同社の鈴木敏文会長兼CEO(最高経営責任者)がグループの全役職から退任する意向を固めたと伝えた。

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