【株式市場】日経平均は一時278円安だがマザーズ指数は高値更新

株式市場

◆日経平均の前引けは1万5661円63銭(88円21銭安)、TOPIXは1269.75ポイント(2.89ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億2663万株

■本日新規上場となった丸八ホールディングスは11%高で初値

チャート14 8日前場の東京株式市場は、朝一番に株価指数のミニ先物とオプションのSQ(清算値、行使価格)を算出する売買注文を控え、円相場がNY市場で一時1ドル107円台に入る円高進行となったため不透明感があり、日経平均は9時40分頃に278円04銭安の1万5471円80銭まで下押した。ただ、ファナック<6954>(東1)が朝方を除いて高いなど、円高をハネのける銘柄もあり、日経平均は次第に持ち直して前引けは88円21銭安(1万5661円63銭)となった。

 東証マザーズ指数の強さが目立ち、約1週間ぶりに年初来の高値を更新し、2013年5月以来約3年ぶりの高値に進んだ。

 セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)が急反発となり、昨日発表の最高益決算などを好感。ビックカメラ<3048>(東1)は業績予想の増額発表が好感されて急伸し、「磯丸水産」などのSFPダイニング<3198>(東2)も業績予想の増額発表が好感されて高い。そーせいグループ<4565>(東マ)は子会社の提携にともなう一時金マイルストン収入などが材料視されて昨日のストップ高に続き大幅続伸。

 本日新規上場となった「丸八真綿」の丸八ホールディングス<3504>(名2・売買単位100株)は買い気配で好調なスタートとなり、9時20分に公開価格680円を11%上回る757円で売買が成立し初値がついた。

 東証1部の出来高概算は11億2663万株、売買代金は1兆1444億円。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は709銘柄、値下がり銘柄数は1077銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。