セルシードが「治験届」など好感して活況高

株式市場 銘柄

■円高の影響が直接は及びにくく値幅妙味などでも注目する様子

 バイオベンチャーのセルシード<7776>(JQG・売買単位100株)は8日前場、7%高の725円(48円高)まで上げて出直りを強め、出来高は前場でこのところの一日分を上回る活況となった。7日付で、食道再生上皮シート[ヒト(自己)口腔粘膜由来細胞シート(開発名:CLS2702C)]の治験届を改めてPMDA(独立行政法人・医薬品医療機器総合機構)に提出と発表し、期待が再燃した。

 2016年12月期は提携終了などにより赤字が拡大する見込みだが、赤字の要因がはっきりしているためか、株価は同期の決算を発表した2月16日以降、回復基調を強めてきた。円高など外部要因の影響が直接は及びにくく、動き出せば値幅妙味の大きい材料株として注目する様子がある。

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