【木村隆のお宝銘柄】キャリアリンク来期はマイナンバー事業が収益寄与
- 2015/1/12 12:32
- 株式投資News
キャリアリンク<6070>(東2)が好決算発表を契機に見直し人気が高まっている。今2015年2月はもとより、2016年2月期の方が業績に期待が持てる状況にある。好業績見直しの輪が広がりを見せる可能性が強くなってきた。
同社は人材派遣を中心とした、総合人材サービス事業を展開している。年金関連など官公庁向け案件に強みを持つ。同社は、「人」単位の派遣ではなく、「組織」単位で派遣する「チーム派遣」と、独自のマッチングシステムで適切な人材を即座に抽出し、大型案件を短期間で稼働できる対応力に特徴がある。
下期は、マイナンバー(社会保障・税番号制度)関連案件の2015年春ごろ受注、同夏ごろ稼働を想定し、受注獲得に向けた体制の整備を進めている。会社は、住基ネット関連案件における取引自治体が多数あることや、日本年金機構との取引などの実績から年金に精通したスタッフを多く抱えていることなどを強みに受注拡大が期待できるとコメントしている。
主力のBPO(業務の一部あるいは全体を外部委託すること)関連事業では、大手BPO事業者へ人材派遣のほか、自社でも官公庁や民間企業への人材派遣や業務請負が好調に推移している。BPO大型案件における業務処理の効率化が事務機械化導入などで予想以上に進展したことなどから連結全体でも収益率が大幅に改善している。