新日本建物:相次ぎ資産運用型事業で新規用地を取得
- 2016/4/11 17:07
- 株式投資ニュース
■立地特性活用し開発~賃貸需要取り込み狙う
新日本建物<8893>(JQS)はこのたび、資産運用型のマンション開発を目的とする新たな事業用地として、三軒茶屋(世田谷区)、石川町(横浜市)の2案件について新規用地を取得し、それぞれ「三軒茶屋プロジェクト(仮称)」「石川町プロジェクト(仮称)」として開発する。
同社は、事業再生計画を昨年5月14日に計画より2年繰り上げて完済、その後、前期にはマンション用地(9件)、アパート用地(2件)、戸建て用地(2件)、合わせ13件(※)を取得するなど、積極的な営業展開をしている。
特に前期後半からは、交通施設・日常生活条件に恵まれた案件を取得し、資産運用型マンション等の開発案件に集中しているが、今回もその路線を引き継いでいる。(※プレスリリース情報で集計)
今回取得した新規用地は、甲乙つけ難い好立地条件が揃った2件である。
「三軒茶屋プロジェクト(仮称)」が、東急田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩6分、駅前には商業施設や文化・公共施設が整備される一方で、〝住みたい街”ランク上位の人気エリアである。
また、「石川町プロジェクト(仮称)」は、JR根岸線「石川町」駅から徒歩4分と駅近であり、古くから中華街への入り口として知名度が高い、選り抜きの用地である。
■開発の狙い~賃貸需要を取り込むマンションの開発を進める
同社は、用地取得した事業目的を「賃貸需要を取り込むマンションの開発を進める」と話し、それぞれの立地特性や活用目的を次のように説明する。
【三軒茶屋プロジェクト】
「駅前に大型商業施設、文化・公共施設が集る一方で、エコー仲見世商店街、すずらん通りなど親しみやすい街並みを残しており、渋谷の先鋭性と世田谷の風情溢れるカルチャーが融合された土地柄だ。さらに、主要駅へはビックターミナル「渋谷」駅を中心に多彩な路線網が広がっており、その立地特性を活かしたい。」
●物件概要:・所在地:世田谷区太子堂二丁目、・土地面積:294.55㎡、・総戸数:16戸、・構造;鉄筋コンクリート造地上4階建、・住居間取り:1R~1LDK
【石川町プロジェクト】
「山手や横浜中華街、元町通商店街の玄関口として賑わい、ショッピングやカルチャー、グルメと多様な彩りに加え、多方面へとつながる国際色豊かなターミナル「横浜」駅へのアクセスにも優れていることから、レジャーやビジネス拠点としての賃貸需要を取り込みたい。」
●物件概要:・所在地:神奈川県横浜市中区松影町一丁目、・土地面積:329.89㎡、総戸数:69戸、・構造;鉄筋コンクリート造地上11階建、・住居間取り:1R