日本カーバイドが「空中ディスプレイ」に期待再燃し値上がり率トップ

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■PERやPBRでは割安さ目立つ様子

 日本カーバイド工業<4064>(東1・売買単位千株)は12日、再び急伸する相場となり、23%高の174円(32円高)まで上げて3日ぶりに戻り高値を更新し、10時40分を過ぎては東証1部の値上がり率トップとなった。引き続き、4月6日~8日に開催されたフラットパネルディスプレイ(FPD)展示会「ファインテックジャパン」(東京ビッグサイト)に「空中ディスプレイ」を展示したと伝えられたことが材料視されている。道路標識などに使われる再帰反射シート「ニッカライト」を応用したという。

 業績は2015年3月期の最終赤字を底に回復基調が続き、PERは10倍台なかば。PBRは0.6倍台。一部には、こうした指標面では300円前後まで上げても割高感は強まらないとの見方がある。

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