【話題株】重松製作所に注目の目、「3カ月毎に10万円」好待遇の期間社員を募集で思惑つのる

話題株

 重松製作所<7980>(JQS・売買単位100株)といえば防毒マスク・防じんマスクの専業大手。そんな同社が4月9、10日にかけて、「契約期間(3カ月)毎に10万円を限度に慰労金を支給」とうたった期間社員・パートタイマー募集(埼玉事業所)の織り込みチラシを新聞の朝刊とともに配布し、投資家の一部で話題になっている。

 見せてもらうと、製造スタッフの場合、40歳ぐらいまでの方を対象に、時給1150円プラス皆勤手当・深夜割増・残業手当等、シフトによる2交代勤務。10万円の慰労金については、「雇用期間満了時に出勤日数に応じて」(10万円限度)「3カ月ごとに契約更新」などの条件が前提だが、「10万円まるまるもらえるとすると結構な好待遇ではないか」(大手経済誌紙にときどき談話が載る株式評論家)との感想がある。

 このような好待遇で期間社員を募集するとなると、想像としては、会社側に大口の受注が舞い込み、増産体制を敷いた可能性などが考えられそうだ。あくまで話題の域を出ないが、市場関係者の中には、中央リニア新幹線の工事はトンネル掘削区間が多いこと、などを需要の背景として挙げる説もある。

 なお、同社株はベテラン投資家にとって防衛関連株のイメージが強いようで、前週後半は、北朝鮮が初代主席の生誕記念日になる4月15日にもミサイルを発射との予想などを受けて反発相場を演じる場面があった。

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