【株式市場】円安など好感し日経平均は一時359円高と約1カ月ぶりの高値

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7236円37銭(329円83銭高)、TOPIXは1386.03ポイント(20.25ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億5897万株

◆本日上場のジャパンミートは公開価格を上回り好発進

チャート11 21日前場の東京株式市場は、ECB(欧州中央銀行)理事会などを控えて前夜の欧米市場から円安傾向になり、日経平均は取引開始後に359円13銭高(1万7265円67銭)まで上げて前引けも329円83銭高(1万7236円37銭)となった。三菱自動車<7211>(東1)は燃費不正問題でストップ安となったが、日経平均の取引時間中の1万7200円台回復は3月17日以来。主な株価指数はすべて高い。

 NY原油が約4ヵ月ぶりの水準を回復したため、資源価格の回復や新興国経済の回復などが期待され、石油資源開発<1662>(東1)住友金属鉱山<5713>(東1)三井物産<8031>(東1)などが戻り高値を更新。鉄鋼、海運株も高い。材料株も強く、日本エム・ディ・エム<7600>(東1)日本特殊陶業<5334>(東1)との資本業務提携が好感されてストップ高。システムソフト<7527>(東2)は合弁新会社などが好感されて連続ストップ高。リアルワールド<3691>(東マ)も新会社への期待などでストップ高。

 本日上場のジャパンミート<3539>(東2・売買単位100株)は北関東地区を中心にスーパーマーケットなどを展開し、公開価格は1010円。取引開始と同時に1040円で初値がつき、その後1065円まで上げて売買をこなし、前引けは1030円。

 東証1部の出来高概算は10億5897万株、売買代金は1兆6759億円。1部上場1952銘柄のうち、値上がり銘柄数は1721銘柄、値下がり銘柄数は162銘柄となった。

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