【銘柄フラッシュ】北日本紡績が急伸し三菱自動車はストップ安

銘柄

 21日は、燃費データ不正問題を受けて三菱自動車<7211>(東1)が朝方から大引けまで売り気配のままストップ安の20.5%安(150円安の583円)に張り付き、昨日の14時過ぎに不正問題が伝えられたときに続き2日連続ストップ安。大口取引先とされて明電舎<6508>(東1)も9.4%安と大幅安。半面、昨日の14時過ぎから連動安した三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は反発して0.9%高となり、同じく三菱重工業<7011>(東1)も反発し2.8%高となった。

 他の自動車株は円安基調などを受けてほぼ全面高となり、中でダイハツ工業<7262>(東1)は3.1%高、スズキ<7269>(東1)は5.3%高と「軽」の代替需要に期待する動きも加わった可能性が言われていた。

 NY原油が約4ヵ月ぶりの水準を回復したため、資源価格の回復や新興国経済の回復などが期待され、石油資源開発<1662>(東1)は約1カ月ぶりに2600円台を回復し5.4%高。住友金属鉱山<5713>(東1)も戻り高値に進んで4.2%高。三井物産<8031>(東1)も戻り高値に進み3.3%高など、大手商社株も高い。

 東証1部の値上がり率1位は日本エム・ディ・エム<7600>(東1)となり、日本特殊陶業<5334>(東1)との資本業務提携が好感されてストップ高の16.3%高。2位は上場投信を除くとテクノスジャパン<3666>(東1)となり、4月末の株式2分割やセキュリティソリューション企業への資本参加などが好感されて11.7%高と上場来の高値。積水化成品工業<4228>(東1)は最高益更新見込みになった記念配当などが好感されて7.3%高。

 北日本紡績<3409>(東2)は北陸先端科学技術大学院大との提携などが好感されてストップ高の43.5%高。システムソフト<7527>(東2)は合弁新会社などが好感されて連続ストップ高の32.5%高。

 日本フォームサービス<7869>(JQS)は10月に設立60周年のため記念配当などを期待との見方や震災復興関連株との見方などが言われてストップ高の35.2%高。エムケイシステム<3910>(JQS)はマイナンバー実務運用上の新発表などが好感されて一時ストップ高となり大引けも20.7%高。sMedio<3913>(東マ)は東京都が月内に中小企業のサイバーセキュリティー強化を支援する組織を設立と伝えられ連想が波及したとの見方もありストップ高の26.6%高。メドレックス<4586>(東マ)は生分解樹脂製マイクロニードルなどが言われて年初来の高値の24.1%高となった。

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