【株式市場】マイナス金利の範囲拡大の予想出て日経平均は4日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万7572円49銭(208円87銭高)、TOPIXは1407.50ポイント(13.82ポイント高)、出来高概算(東証1部)は急増して30億1111万株

チャート11 22日後場の東京株式市場は、13時30分頃までは日経平均ベースで軟調小動きだったが、ブルームバーグ通信の報道として、日銀がマイナス金利の適用範囲を拡大し、現在の当座預金の一部に加えて金融機関に対する貸出しにも適用することを検討と伝わり、それなら銀行に有利とされて三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などが急伸。大手不動産株も一段高となった。日経平均は14時前に200円高となり、ひと息入れて大引けにかけて208円高まで上げ、そのまま本日の高値引けとなった。主な株価指数はすべて高い。

 野村ホールディングス<8604>(東1)などの証券株や保険株も一段高となり、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>(東1)はホテル事業に参入との報道などが好感されて東証1部の値上がり率1位。DNAチップ研究所<2397>(東2)は今期の黒字化見通しなどが好感されて11時過ぎからストップ高。

 一方、燃費データ偽装問題の三菱自動車<7211>(東1)は昨日までの2日ストップ安に続き大幅続落となり、朝方の489円(94円安)を下値に一進一退となり、上値は520円、大引けは504円となった。

 東証1部の出来高概算は急増して30億1111万株(前引けは11億2520万株)、売買代金は2兆7889億円(同1兆610億円)。1部上場1952銘柄のうち、値上がり銘柄数は1175(同531)銘柄、値下がり銘柄数は637(同1254)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、証券・商品先物、海運、不動産、鉄鋼、保険、鉱業、その他金融、などとなった。

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