【株式市場】補正予算5000億円と伝わるが復興に限定との見方で日経平均219円安

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7219円44銭(219円86銭安)、TOPIXは1382.21ポイント(19.62ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億7306万株

チャート14 26日前場の東京株式市場は、日銀総裁が午後、衆議院・金融財政委員会に出席と伝えられ、発言などを待つ雰囲気になり、やや円高気味のため新日鐵住金<5401>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)などが朝から軟調に推移。日経平均も続落模様が続いた。

 11時過ぎには16年度補正予算案が5000億円規模と伝わり、麻生財務相の発言として、今回は熊本地震の復興が目的、などと伝えられたため、景気浮揚効果などに落胆が広がり、日経平均の前引けはほとんど前場の安値になる219円86銭安(1万7219円44銭)となった。主な株価指数はすべて安い。

 中で、キヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)コクヨ<7984>(東1)が四半期好決算などを好感して強く、日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は新製品の米国での承認などが好感されて急伸。ソフトマックス<3671>(東マ)は医療支援ITの復興関連株とされて急伸し、ブロードバンドタワー(BBタワー)<3776>(JQS)は「AI」(人工知能)関連の提携などで急伸。

 東証1部の出来高概算は10億7306万株、売買代金は9691億円。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は242銘柄、値下がり銘柄数は1628銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る