【株式市場】米FOMC迫り日経平均は軟調続落だが好決算株などは強い

株式

◆日経平均の終値は1万7353円28銭(86円02銭安)、TOPIXは1391.69ポイント(10.14ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億2042万株

チャート5 26日後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合になるFOMC(26~27日)への期待などが言われ、前引けから後場寄り後に軟調だったソニー<6758>(東1)が再び堅調に転じ、トヨタ自動車<7203>(東1)は下げ幅を縮小。日経平均も後場寄り直後の238円80銭(1万7200円50銭)を下値に回復基調に転じ、続落だが下げ幅を縮小した。主な株価指数はすべて軟調となり、中でも前週に約9年ぶりの高値をつけた東証マザーズ指数が約5%安と大きかった。

 11時に前期決算を発表した屋根瓦の鶴弥<5386>(東2)が一時ストップ高となり、13時に前期決算と増配を発表したJFEシステムズ<4832>(東2)も急伸。13時25分に業績予想の増額を発表した大王製紙<3880>(東1)も急伸し、13時45分に第1四半期決算と自社株買いを発表した小野測器<6858>(東1)も急伸。日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は新製品の米国での承認などが好感されてストップ高が続いた。スマートフォン用グッズなどのHamee(ハミィ)<3134>(東マ)は電子商取引システムの拡大などでストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億2042万株(前引けは10億7306万株)、売買代金は2兆804億円(同9691億円)。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は417(前引けは242)銘柄、値下がり銘柄数は1424(前引けは1628)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、水産・農林、食料品、石油・石炭、医薬品、空運、陸運、だった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る