【狙い場・買い場】サカイ引越センターはPER9倍台に割安感、原油安で業績上振れ期待

狙い場・買い場

サカイ引越センター<9039>(東1)は、1月13日(火)45円高(+1.27%)の3600円と4営業日している。5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現。原油安メリット銘柄として注目したい。

同社は、創業開始から43年にあたる2014年度3月期に日本の引越業界第1位の売上高と作業件数を達成。2015年3月期第1四半期から株式会社エレコンの重要性が増したため、連結の範囲に含め連結決算を開始。第2四半期売上高が344億8300万円(前年同期単体実績は312億3000万円)、営業利益が30億4700万円(同31億4600万円)、経常利益が33億3900万円(同32億5800万円)、純利益が20億4100万円(同18億1000万円)に着地。純利益は会社計画を1億7200万円上ブレ着地と順調。

通期業績予想は、売上高が706億6400万円(前期単体実績は648億4300万円)、営業利益が64億5300万円(同58億8700万円)、経常利益が65億8900万円(同61億1700万円)、純利益が38億6800万円(同30億0200万円)を見込む。年間配当は70円を予定している。

株価は、昨年8月21日につけた昨年来の高値4155円から同10月28日安値3320円まで調整。その後、3500円割れで下値を固め出直る動きとなっている。原油価格の下落で燃油費が軽減していると見られることから、通期業績予想の上ブレが期待される。今期予想PER9倍台と割安感がある。配当利回りは約2.0%と利回り妙味もソコソコある。ディフェンシブ銘柄として水準訂正高が続く可能性がある。(N)

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