JSPの今期17年3月期最終利益は4.8%の増益予想

■原油価格の安定と円高は追い風

 JSP<7942>(東1)の株価は、終値ベースで4月8日の2058円から7日には1876円に急落した。要因は、中堅証券会社の一部で17年3月期を減益と予想したリポートが出て、目標株価を3500円から2000円へと下方修正したことによる。

 ところが、28日に発表された、当社の17年3月期連結業績予想は、売上高1130億円(前期1.7%減)、営業利益90億円(同3.0%減)、経常利益91億円(同0.0%減)、純利益62億円(同4.8%増)と最終利益は増益を見込んでいる。また、原油価格は安定している一方で、円高が進んでいることは、当社にとっては追い風といえる。

 今期業績予想は目標株価を下げるほどのことはなく、ほぼ横ばいといえることから、急落した株価の反発は期待できる。

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