6日(金)のNYダウは続伸だが雇用16万人増を巡り強弱入り交じり勢いに欠ける、日経平均不振鮮明

ニューヨークNY NY

チャート25月6日(金)のNYダウは場中では小安かったが、終値では79ドル高の1万7740ドルと続伸した。6日発表の4月の雇用増が16.0万人(3月は20.8万人増)にとどまったことを巡り強弱感が入り交じった展開だった。弱い見方はアメリカ景気に力強さが失われている。一方、強い見方はこれで次回6月のFOMCでは追加利上げ見送りが濃厚になったと、それぞれ解釈している。足元では、6月の追加利上げ見送り濃厚に軍配が上がったといえるが、しかし、2日間の合計上げ幅はわずか88ドルと直前2日間の下げ幅合計約240ドル安に比べると勢いに欠ける続伸だったといえる。なお、1万8000ドル割れは6日(金)までで7営業日連続となっている。今後、アメリカ景気減速が鮮明になれば日本への円高圧力は再び強まりそうだ。

ドルは107円前半、原油は44ドル半ば。

一方、連休明け6日(金)の日経平均は40円安と6営業日続落(合計で約1460円安)したことで日経平均のNYダウに対するマイナス乖離は1633ポイント、NN倍率は0.907倍と日本株不振が鮮明となっている。これを打破するには日本政府の政策出動以外にはないだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る