住友商事は小反落で始まるが黒字化と下値セリ上げ傾向などに注目集まる

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■国際的な資源市況低迷などの影響ひとまず一巡感

 住友商事<8053>(東1・売買単位100株)は10日、小反落の始まりとなり、取引開始後に1075.5円(34.5円安)をつけて売買をこなしている。9日に2016年3月期の連結決算(国際会計基準)を発表し、最終損益が前期の732億円の赤字から745億円の黒字に税引き前利益など各利益とも黒字に転換したが、中期経営計画(2015年度~17年度)を一部下方修正したため手控え感をもたらしたようだ。

 ただ、国際的な資源市況の低迷などの影響は、今回の決算発表によってひとまず一巡したとの見方がある。株価は2月の安値983.5円、4月の安値1046.0円と次第に下値をセリ上げる傾向が見られ、決算発表によってもこの傾向が続けば、一巡感はさらに強まるとの見方がある。

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