ワークマン 第2四半期業績は、消費増税や天候不順の影響で当初予想を下回ったものの増収増益
- 2014/11/9 09:12
- 決算発表記事情報
■履歴発注システム導入店舗の売上高は未導入店舗を0.9%上回る
作業着、作業用品のワークマン<7564>(JQS)の今期15年3月期第2四半期業績は、消費増税や天候不順の影響で売り上げが伸び悩み、当初予想を下回ったものの、増収増益となった。
哉2四半期の営業総収入は230億42百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益34億71百万円(同3.8%増)、経常利益40億13百万円(同4.5%増)、純利益23億52百万円(同9.8%増)と増収増益。
出店状況は、開店10店舗、スクラップ&ビルド3店舗、閉店3店舗となり、9月30日現在の総店舗数は737店舗(前年同期比16店舗増)となっている。
店舗運営形態別にみると、FC店は629店(前年同期比19店舗増)、直営店の業務委託店舗82店舗、トレーニング・ストア26店舗となっていて、FC比率は85.3%(同0.7%増)である。
販売強化策としては、「涼やかに、爽やかに、快適に。」をテーマとした店づくりを推進すると共に、重点商品としてワークマンCOOLシリーズの販売に注力した。また、プライベート・ブランド商品322アイテムを販売した。更に、履歴発注システムを推進し、システム導入店舗は4月の70%から9月には77.5%までアップした。その結果、履歴発注システムを導入した店舗の売上高は、未導入店舗に比べると0.9%上回る売上高となった。
第2四半期は増収増益ながら、当初計画を下回る結果となったが、通期予想を達成するための下期の取組としては、高付加価値商品の構成比を高め、客単価の向上を図るために、秋冬防寒新商品を投入し、商品力を強化する。そして、天候や作業シーンに合わせた「選んで重ねる防寒」の提案で、買い上げ点数を増やすために、主力となる防寒商品、PB商品の売り場づくりの推進を行う。また、売上高のアップが実証されている履歴発注システムの稼働率を80%以上に高め、発注作業の短縮化、適正在庫を目指す方針。出店計画としては、今期25店を計画している、4月から10月までに12店舗出店済み、残りの5カ月で13店舗となる。11月には北海道に初出店する予定。
通期業績予想は、営業総収入516億40百万円(同7.3%増)、営業利益90億30百万円(同7.8%増)、経常利益101億70百万円(同7.0%増)、純利益61億90百万円(同11.0%増)と増収増益で5期連続の最高益更新を見込む。