翻訳センター:三期連続増配へ今期2円増配55円

■前期業績、翻訳事業好調で増益基調続く

 翻訳センター<2483>(JQS)16年3月期通期連結業績は翻訳事業が堅調に推移したものの前期の人材紹介子会社売却の影響で派遣事業が減収となり、売上高は前期比ほぼ横ばいとなった。

 一方、利益においては翻訳事業の売上増で営業利益、経常利益が増加し、最終利益は投資有価証券売却による特別利益を計上等により前期比52.0%増と大幅増益となった。

 売上高9,178百万円(前期比0.1%減)、営業利益534百万円(前期比5.9%増)、経常利益534百万円(前期比6.3%増)当期純利益430百万円(前期比52.0%増)

■今期業績は中計見込み据え置くも、三期連続増配し55円を予定

 2017年3月期業績見通しについては、中期経営計画(2015年5月開示)に沿い、中核事業である翻訳事業のさらなる成長をはじめ、各事業での基盤強化に取り組み、グループ企業間での事業シナジーを追求し、言葉に関する事業領域拡大を通じて、新たな価値創造を目指す。

 特に、1)翻訳事業では、主要4分野(医薬、特許、工業・ローカライゼイション、金融・法務)での専門性強化へ向けた分野特化戦略の推進、2)派遣事業は、製薬・情報通信・金融などの関連企業での業績拡大、3)通訳事業では通訳サービスの高度化とIR通訳業務の拡大に取り組む。

 売上高9,600百万円(前期比4.5%増)、営業利益620百万円(前期比15.9%増)、経常利益620百万円(前期比16.0%増)、通期純利益400百万円(前期比7.0%減)

 なお、配当につきましては、前期の30周年記念配5円を普通配当としたうえで、三期連続の増配となる、当期2円増配の1株当たり55円を予定している。」

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