日本触媒が長期計画の後半計画など好感し6000円台を回復

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■3月決算は今期見通し減益で一進一退だったが評価し直す動き

 日本触媒<4114>(東1・売買単位100株)は13日の前場、10%高の6050円(560円高)まで上げて大きく出直り、4月28日以来の6000円台回復となった。10日に発表した2016年3月期の連結決算では今期・17年3月期の見通しを営業利益30%減、純利益27%減としたため一進一退が続いてきたが、12日に機関投資家向け説明会を開催した模様で、評価し直す動きが出ている。

 12日付で長期経営計画の進ちょく状況を同社HPに掲示。2016年度までは事業環境の激変などの影響に見舞われるが、後半中期経営計画(17~20年度)を策定し収益性の向上などに注力するとした。

 株価はこの5ヵ月間に50%近い下げとなり、4月以降は5000円台前半を下値にモミ合ってきた。当面は戻り売りの厚い展開を予想する雰囲気があるため上値は限定的と思われるが、うまくいけば7000円の大台前後までは出直るとの見方もある。

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