綿半ホールディングスは中期経営計画を発表し19年3月期に売上高1000億円、経常利益22億円を目指す

■16年3月期は主力のスーパーセンターなど好調で営業益54.0%増に

 綿半ホールディングス<3199>(東1)は13日、2016年3月期の決算と19年3月期を最終年度とする「中期経営計画」を発表し、19年3月期の連結売上高を16年3月期実績比112.6%の1000億円、経常利益を16年3月期実績比128.2%の22億円とするなどの計画を掲げた。

 16年3月期連結業績の売上高は、前期比6.2%増の887億9200万円、営業利益は同54.0%増の15億6900万円、経常利益は同50.6%増の17億1600万円、純利益は税効果会計上の会社区分の見直しの影響により同5.2%減の12億6300万円と営業・経常益とも大幅な増益を達成した。

 また、17年3月期の連結業績予想は、売上高は963億7700万円(前期比8.5%増)、営業利益は18億6900万円(同8.8%増)、経常利益は18億8100万円(同9.6%増)、純利益は12億6700万円(同0.3%増)を見込んでいる。

 このような事業推移から、同社では、時代の変化に対応し、景気に左右されない安定・成長性のある事業構造を創り上げるという経営方針のもと4つの施策、(1)IT化のさらなる推進により事業価値を向上する、(2)時代に沿った人財の確保と育成、(3)事業戦略推進のために財務体質を強化する、(4)グループ経営管理体制の整備・強化を継続する、を定め、また、事業別重点施策を策定。スーパーセンター事業では(1)新業態の開発による売り場面積の拡大(3年間で4500坪)(2)既存店活性化に向けたサービスメニューとプロモーションの拡充(3)ロス率改善、オペレーション効率化による利益率向上、建設事業では(1)問題解決に向けた提案型営業への転換による安定した高収益体質の実現、貿易事業では(1)天然原料の新商品拡充と販売経路の拡大を行うとしている。

 なお併せて、貿易事業では連結子会社のミツバ貿易(東京都新宿区)を7月1日から綿半トレーディングに商号変更すると発表した。

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