ミロク情報サービスの今期17年3月期は、前期に引続き最高益更新を見込む

■更なる事業拡大を図るため、新規事業の収益化に注力

 財務・会計ソフトのミロク情報サービス<9928>(東1)の16年3月期は、増収増益と最高益更新を達成した。引続き、今期17年3月期も最高益更新を見込む。

 当社は、会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けに、財務・会計ソフトなど業務用アプリケーションソフト開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品販売、運用支援・保守サービス、経営情報・コンサルティングサービスなどを展開している。

 16年3月期連結業績は、売上高236億36百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益30億39百万円(同20.4%増)、経常利益30億68百万円(同18.6%増)、純利益19億06百万円(同8.6%増)となった。

 売上構成は、システム導入契約サービス、サービス収入、その他からなる。16年3月期のシステム導入契約サービスは、146億83百万円(同3.2%増)、サービス収入83億07百万円(同8.3%増)、その他6億45百万円(同33.7%増)と3分野ともに増収であった。

 以上のように、業績は最高益更新を継続中で好調に推移しているが、一方で、新たな収益を取込むために、新規事業として、中小企業の事業継承、事業再生サービス支援事業の「MJSM&Aパートナーズ」を立ち上げている。また、ビジネス情報サイト『bizocean』事業を継承する「ビズオーシャン」を設立している。

 今期17年3月期は、第3次中期経営計画の最終年度に当たる。今期業績予想は、第3次中期経営計画で掲げた目標数値通りの、売上高260億円(前期比10.0%増)、営業利益39億30百万円(同29.3%増)、経常利益40億円(同30.4%増)、純利益24億50百万円(同28.5%増)を見込む。

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